●サメの仲間
厳密な分類はわかりませんが、メジロザメの仲間が相当釣れてきます。ゲイシャが消費税なら、こちらは法人税とでもいうべきでしょうか。1m前後のものはかわいいほうで、すんなりあがってきます。が、2mをゆうに超えるものも時折ハリにかかってき、引きはそんなに強くないのですが、いったん走り出すと止まらず、船縁に寄せたところで目と目があった瞬間、また走り出してしまう。その時の勢いたるや、もう手がつけられません。大物ねらいで仕掛けが太いだけに、なかなか切られず泣きを見ます(サワラのようにイッパツで糸が切れればいいのですが、なぜだかサメは、いつもちょうどいいところにハリがかかってしまうのです)。そのため、仕方なくハリスから切ってしまうので、ハリを何本取られたことか(ああ、もうッ!)。ヤワな釣り道具はことごとく破壊され、今まで何本失ったことか(キィーッ!)。骨折り損のくたびれもうけとは、まさにこのことでしょうね。なので、うちの船ではこれが外道でくるたびに、道具がエスカレートしていきます。
しかし、一部のお客さんはサメが釣れると大物だといって喜び、外国では立派なスポーツフィッシングの対象になっています。まあ確かに、大物の引きを楽しむといった点では、面白いでしょうねえ。ちなみにうちの船長は、日頃の恨みもこめて、1m程度のサメなら素手でひっつかんでハリをはずし、首をしめてぶんなげます。私はいつもそれを見てサメに同情していますが、海に放したとたん元気に泳いでいく姿を見て、やっぱり憎たらしいと複雑な心境。あ、みなさんはキケンですので、決してマネをしないでください。うちの船長はホント、バカですから。 |